鼻水は、主に風邪をひいたときや花粉症にかかってしまった場合などに特に多くみられる症状です。
通常、原因となる風邪が治まれば鼻水を流すこともなくなります。

また、花粉症の場合は、花粉が飛び交う時期に外出することを避けておくことで改善されやすくなります。
ただ、中にはなかなか鼻水が止まらないというケースもありその場合は、違う病気が隠れてしまっているケースも考えられますので症状に応じた対策が必要です。

それから、鼻水が出ることと自律神経の関係についても実は深いつながりがあります。
もしも鼻水がなかなか止まらないという人の場合は、自律神経が乱れてしまっているせいで引き起こされていることもありますので自分の生活習慣を見直しておくことも対策の一つといえるでしょう。

花粉症が原因の鼻水の場合、薬を使う

鼻をかむ女の子 花粉症が原因となって引き起こされる鼻水の成分は、実はそのほとんどが涙とほぼ同じといわれています。
この場合の鼻水の特徴としては、無色で粘り気がありません。

そして、さらさらとした感じであることが特徴です。
ただ、流れ出る鼻水の量は非常に多くティッシュなどを使用して鼻をかんでも止まらない状態になります。
そのため、とても不快に感じる人が多いです。

重度の花粉症の場合は、放置することによって睡眠不足を引き起こすなどより症状が深刻となります。
睡眠不足によって、体の免疫力が低下して別の病気を引き起こしかねませんので放置せずに改善に向けた取り組みを行うことが重要でしょう。

こうした花粉症による鼻水の症状は、花粉が飛散しきって治まる時期まで続くこともあります。
ですので、花粉が飛び交う春の時期になると憂鬱になってしまう人も少なからずいます。
鼻水が止まらないからといって鼻をかむ回数を重ねることで、鼻のまわりが赤くなるという人も少なくありません。

花粉症の合併症?アレルギー性鼻炎

花粉症の合併症としてはアレルギー性鼻炎が挙げられます。
アレルギー性鼻炎にかかると、鼻水がたくさん出てきて止まらなかったりするほか鼻づまりやくしゃみなどを引き起こします。

対策としては、医薬品などを服用するのが一般的です。
薬を服用する方法は根本的な治療法というわけではありませんが、症状を抑制することについてはできます。
主な医薬品はアレグラ・ザイザル・アレロックなどです。

アレグラ

まずアレグラは、アレルギー性鼻炎に悩まされている人に効く専用の医薬品です。
アレグラは抗ヒスタミン薬に分類されています。

ヒスタミンは、通常は人間の体内に存在する化学物質の一つです。
食事などからヒスタミンをつくりだす微生物を摂取することで体内に入ります。
肉や魚に多く含まれていますが、野菜にも少ないものの含まれています。
これが、花粉などのなんらかの要素によって粘膜を刺激することによってヒスタミンを活性化させてしまい、アレルギー性鼻炎などのアレルギー症状を引き起こすのが主な原因です。

アレグラは、スギ・ヒノキ・ブタクサなどといった季節性アレルギー鼻炎により引き起こされる
くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状を緩和することができます。
アレグラは医師による処方薬として用いられるほか、市販薬でも販売されていますので入手することは容易です。
効き目があって副作用が少ないことから、知名度があります。

ザイザル

ザイザルの商品概要によれば、ザイザルにはレボセチリジンという成分が含まれているようです。
アレグラよりもさらに効き目が強い医薬品に位置付けられている医薬品です。
まだ比較的新しい薬ではありますが、代表的な花粉症対策の医薬品の一つです。
特徴としてはザイザルには錠剤とシロップの2種類が販売されており、シロップの場合は生後6か月が経過することで利用することができます。
こちらは医師による処方のみで入手が可能です。ただ、ザイザルは使いやすさから多くの人が利用しています。

注意点としてはザイザルは効き目が強い分、副作用についてもアレグラより強めとなっています。主な副作用は眠気です。
そのため、運転をしたり高所作業をするなどの前に服用することはできるだけ避けておいたほうが良いでしょう。

アレロック

ザイザルよりもさらに効き目が強い薬に位置付けられているのがアレロックです。
アレルギー性鼻炎の治療によく用いられる薬です。
ただ、眠気などの副作用がザイザルよりもさらに出やすいという特徴を持つため運転や高所作業の前に使用することはできません。
アレロックを服用した後に、副作用の眠気で日常生活で支障が出てしまうことになった場合には、医師と相談して違う医薬品にかえてもらうことができます。

眠気の副作用については、子供もかかってしまう可能性があります。
アレロックを服用した子供のうちおよそ4%が眠気を感じるというデータがありますので、こちらも医師と相談して必要に応じてかえてもらうようにしましょう。

花粉症の副作用で太ってしまうのではないか、といううわさもあります。
こちらについては、いずれの医薬品もほとんど問題はありませんのでまず安心してよいでしょう。
太ってしまう確率については、最も副作用が出やすいアレロックでも約0.1%未満となっています。

風邪になると鼻水が多く出る理由は?

風邪を引いた女性 鼻水が多く出てくる代表的な病気の一つが風邪です。
風邪になると、咳やくしゃみなどのほかに発熱を訴え、鼻水を流します。

理由についてですが、なんらかの細菌やウイルスが体内に入り込むことによって、異物を体の外に押し出そうと防御反応が働くことが原因です。
細菌及びウィルスなどが体内に付着することにより粘膜が刺激され、粘膜に存在する毛細血管から液が滲み出てきます。
この滲み出てきた液が鼻水を作る原材料となり、それらが集まって身体の外にウイルスと一緒に押し流します。

これが、風邪をひいたときに鼻水が外に出るときのメカニズムです。
この状態を放置してしまうと症状がひどくなって気管支炎や肺炎などを引き起こす可能性があるため、こちらも油断は禁物です。

風邪による鼻水の特徴

風邪をひいたときに出る鼻水の特徴は、最初のうちはさらさらとした粘り気がない花粉症のような色となっています。
花粉症との違いは症状が進行するにしたがって、鼻水の色が変化してきます。
粘り気が出てきて、色が黄色っぽい色に見えることが特徴的です。

よく誤解されがちなこととしては、鼻水の色が黄緑色になった場合は風邪が治りかけているサインであるということが挙げられます。
しかしそれは間違いです。

鼻水の色が黄色や黄緑色になっているときにおいては、鼻水の成分の中にウイルスやウイルスと戦った白血球の死骸を含んでいます。
そのため、色が黄緑色になっているからといって風邪が治りかけているというわけではありません。
今まさにウイルスと白血球が戦っている、という証明といえます。

ウイルスと白血球が戦っている時の治療方法

この時期にはとにかく保温を意識しておき、安静にしておくことが最も確実な治療方法です。
水分についてはできるだけこまめにとっておいて、睡眠をしっかりとって回復を待つようにしましょう。
食事のときにおいては、消化によいものを摂取すると良いです。
できるだけ毎食摂るようにすることが重要です。

そうすることによって、風邪の症状は長くても1週間ほどで治まってきます。
重要なこととしては、風邪で医師による診察を受けるときには、鼻水の状態を医師に伝えておくと良いでしょう。
これが医師にとっての診断の参考に成りえるものであるためです。
自分の鼻水がどのあたりから今の状態になっているかを把握することも、治療するにあたっては重要ですので覚えておきましょう。

風邪対策には、花粉症と違ってあまり風邪薬に頼るという方法はおすすめできません。
風邪を引き起こしているウイルスを除去する薬については、現在は開発されていないのが理由です。
とはいえ風邪による症状を一時的に緩和する目的であれば、風邪薬を服用することも治療の一つといえます。
処方薬と市販薬の両方がありますが、医師による処方薬のほうがどちらかというと効き目がある傾向はあります。

薬以外での鼻水対処法

ハーブティー 風邪の場合にすぐに鼻水を止める方法についてはいくつかありますが、お茶を飲むことはそのうちの一つであり1杯の温かいお茶を飲むことによって、鼻水・のどの痛み・疲労感などを緩和するため広く利用されています。
お茶のほか、コーンスープやはちみつなども同じく症状を緩和する効果があるため有効です。
ハーブティーを利用するときに、ハチミツやレモンを加えて飲むと効果はより長く持続しやすくなるといわれています。

ヒスタミンの活性化を抑制する食べ物を摂取することも有効です。
亜鉛などは、風邪を緩和する効果が近年の医学的データから分かっているためサプリメントなどで補うのも一つの方法でしょう。

鼻水やせきなどの諸症状がもし治まったと思っても、無理をするとすぐにぶり返してしまいます。
そのため、完全に回復するまでは安静にしておくようにしましょう。
この段階で油断して放置すると、関節痛や寒気などの症状を訴え、再び鼻水が出てくるようになります。
これらの症状が風邪をまた引き起こしてしまうサインとなっていますので、注意します。

赤ちゃんや幼児で風邪をひいて鼻水が止まらないときにおいては、大人よりも抵抗力が低いためさらに注意が必要です。
医師にできるだけすぐに診てもらうようにしましょう。
放置することで、深刻な症状を引き起こす可能性もあるので要注意です。

鼻水が出ることと自律神経の関係について

自律神経と鼻水の関係を説明する医師鼻水は、実は風邪や花粉症にかかっていない普通の状態のときにも出ます。
鼻水があることによって、主に呼吸によって入り込んだ空気を加湿する役目があり、身体に入り込んでしまった異物を外に排出する役割もあるため、とても重要な存在です。
鼻の粘膜の湿度を維持するという役割もあるため、鼻水があることで私たちの体を防護してくれていることにもなります。

鼻水の出る量についてですが、大人の場合には1日6リットルと呼ばれる膨大な量が流れることもあります。
通常の状態で平気でいられるのは、普段は鼻水の量が少なく気にすることがないというのが理由です。
それから、無意識に鼻水と唾液と一緒に飲み込んでいるため普段はあまり意識しなくても生活することができる点も理由です。

鼻水が出ることと自律神経の関係については、つながりが深いです。
自律神経は、身体の機能をコントロールすることによって異常が発生したときに自然に修復しようとする非常に重要な役目を担っています。

自律神経には大きく分けると交感神経と副交感神経の2種類があり、健康な人の場合においては起床して活動し始めると交感神経が優位になります。
そして、夜睡眠をとって休むときに副交感神経が優位になるという繰り返しです。
このバランスが崩れた場合においては、身体や色々なところに影響するほか心にも影響を及ぼすことが多いです。
身体に起こる症状としては、暑くもないのに滝のように汗を流してしまうこともあります。
腸内を刺激することで、下痢を引き起こしたりあるいは逆に便秘になってしまうなどの症状もみられます。
心に与えてしまう悪影響については、いらいらしてしまったり不眠症などを引き起こしがちです。

そうした様々な症状の中に、鼻水が止まらないというものがあります。
鼻水が多く分泌されるときは副交感神経が優位になっているときであり、寝るときや寝起きなどで鼻水が流れ出て止まらなくなることがあるのはそれが原因です。

自律神経の乱れを正そう

自律神経の乱れを引き起こす要素としては、強いストレスを受け続けていた場合や生活習慣が乱れているときなどが挙げられます。
ストレスを受け続けていたり生活習慣の乱れから疲労がたまってくると、体の中で自然に休めようとして副交感神経が優位になろうとするため鼻水が出やすいです。

薬を飲んで対処しようとしても、この場合には効き目があまりないと感じる場合もあります。
また、薬による副作用によって眠気が起きやすくなることもあります。

自律神経のバランスを整えるためには、対策が必要といえるでしょう。
自律神経を正常化するには、きちんとした睡眠時間と食事をしっかりとバランスよく取る事が第一です。
それから、太陽の光を浴びるなどをして、体内時計をリセットするようにも心がけておきましょう。
とにかく休めるときにしっかり休むことが自律神経を整えるための近道といえます。

こうした状態を放置してしまうと、倦怠感などが続いてそれ自体がストレスに感じてしまうという悪循環を生み出すことになり症状が長期化しやすいです。
気分転換の方法をいかにして見つけるかを考えて実行するようにすると、そのうち自律神経のバランスが少しずつ正常化して鼻水が出ることもなくなっていきます。

食事面の対策としては、乳酸菌を摂取することも有効です。
乳酸菌には、腸内の細菌に働きかけることによって腸内環境をよくすることができます。
体内の老廃物を排出する効果にも優れており、またそのことにより副交感神経を活性化することも可能となります。

適度な運動をとることも必要といえます。
運動については、気分によっては体を動かしたくないというときもあると予測されますが、座ったままでできるエクササイズなどもありますので活用するようにしましょう。
筋肉を少しの間動かすことによって交感神経を適度に刺激して、鼻水や鼻づまりなども少し緩和することも可能です。

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