花粉症の症状が悪化する原因とは?

日本人の約25%が罹るとされる症状に花粉症があります。
花粉症は、スギやヒノキといった植物の花粉が原因となってくしゃみなどのアレルギー症状を引き起こし、花粉が飛ぶ季節にだけ症状があることから、季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれています。

花粉症は、日常生活や間違った対策をすることで悪化につながることもあり、どのようなことに注意が必要なのか理解をしておくことが大切になります。
まず、花粉症を悪化させてしまう原因としては、生活習慣があります。
生活習慣に関係する内容としては、睡眠不足、ストレスの貯め込み、アルコールの飲みすぎ、喫煙などがあり、規則正しい生活を心掛ける必要があります。
特に、花粉症の症状が出始めると寝つきが悪くなるために、寝室の花粉除去や寝る前の入浴など、寝付きやすい環境づくりを心掛けることが大切になります。

花粉症を悪化させないためには家の中の対策も効果があります。
まず、洗濯の際は、外に干してしまうと花粉がついてしまうために注意が必要です。
どうしても洗濯物を外に干したい場合には、花粉の飛散量が少ない午前中を選び、取り込みの際には花粉をはたき、さらに掃除機で吸い取ることが効果的な方法になります。
掃除機に関しては排気の問題から飛散時にはNGとされていますが、現在、花粉を吸い取る能力がある機器も販売されており、小まめに利用することで高い効果を得ることができます。

日常生活においては服装にも注意が必要になります。
特にウール製品は着用を避ける必要があります。
ウールの場合、綿などに比べ、10倍近く花粉が付きやすい素材となります。
外出から帰宅した場合には必ずはたくなどして、花粉を取り除いてから家に入ることが大切です。

花粉症の症状を悪化させないためには、メガネにも配慮が必要になります。
コンタクトレンズの人は花粉を吸着しやすいために飛散時期にはメガネにした方が良く、現在、花粉カットができる種類が販売されています。
メーカーによって性能は異なるものの、中には98%カットを掲げた商品もあり、装着することで悪化を防ぐことが可能になります。

花粉症を悪化させてしまう食べ物について

花粉症では、食べ物に注意をすることで悪化を防ぐことができます。
まず、生のトマトがあります。
トマトには、かゆみや刺激を感じさせる成分であるヒスタミンが多く含まれており、ここでは、生ではなく、加熱や煮込むことで悪化を避けることができます。
ただし、加工用トマトの場合、果皮にナリンゲニンカルコンという成分が含まれており、この成分は、目のかゆみや鼻づまり、くしゃみといった症状に効果があるとされています。

トマトで注意が必要なのはスギ花粉症があります。
スギ花粉症とは非常に相性が悪く、稀なケースではあるもののアナフィラキシーショックを引き起こすことがあります。
アナフィラキシーショックは重篤な状態になってしまうことも多く、十分な注意が必要になります。

次にリンゴがあります。
通常、リンゴは健康に良い食べ物として知られていますが、花粉症では悪化させてしまうケースがあります。
リンゴは花粉と同じ分子構造を持つものが多く、そのために、免疫細胞がリンゴを花粉と同じものと認識してしまうことになります。

リンゴの場合には、交叉反応をすることで症状が悪化する原因になり、他にも、桃、セロリ、ジャガイモ、人参、さくらんぼ、ナッツ類なども同様な性質を持ちます。
特に、シラカンバ花粉症やハンノキ花粉症とは相性が悪く、口腔アレルギー症候群を併発してしまう場合もあります。

花粉症を悪化させてしまう食べ物には、他にも、小麦が原料となるパン、含まれている砂糖に問題がある和菓子、柑橘類、インスタントラーメン、コーヒー、牛肉、牛乳、カニやエビ、パイナップルなどがあります。
ファーストフードも含まれており、ここでは調理に利用されるトランス脂肪酸と呼ばれる油脂が良くないとされています。