間違った花粉症対策について

花粉症対策としてよくお茶やアロマテラピー、ヨーグルトなどが話題になり人気もあります。
しかし実はこれらの対策には間違いがあります。
お茶などは治療薬ではないため発症している花粉症の症状をしっかりと抑える効果は基本的に期待できません。

ただ症状の軽減については報告されているものもありますが、ポリフェノールの抗酸化作用や乳酸菌のプロバイオティクス効果などはアレルギーに対しては薬ほど高くありません。
そのため薬でしっかりと治療することが前提になります。
中には根拠がないものも多数あるので要注意です。

花粉症対策として間違いなのが症状が出てから治療をすることです。
本来は症状が出てからではなくて、まだ軽いうちから治療を開始する初期療法がよいです。
花粉が飛び始める2週間ぐらい前から第2世代抗ヒスタミン薬、抗ロイコトリエン薬などの経口治療薬を投与します。
前もって飲むことで症状が出る時期も遅れますし、花粉飛散の最盛期の症状も軽くなります。
症状で悩んでいるときも初期療法を早めに受けることをおすすめします。

よく薬局やドラッグストアで市販している薬も病院で処方される薬と変わらないのではないかと感じる人もいます。
市販薬は第1世代の抗ヒスタミン薬や初期の第2世代を中心にいくつかの薬剤が組み合わされた複合薬が多いです。
病院では第2世代抗ヒスタミン薬のより新しいものが主です。
花粉症の症状は人によって異なるので最初は医師に相談してから自分にあった治療薬を見つけたほうがよいです。
雨の日は花粉飛散が少ないといわれていますが、雨の日の翌日は雨で落ちた花粉が乾いて再び飛散するため飛散する量が多くなります。
曇りでも風が強い日は注意が必要です。
花粉の時期になったときには花粉週間予報を確認してから出かけるようにしたほうが安心です。

衣服に花粉がついたまま部屋に入ると家の中でも症状が辛くなります。
ウールなど花粉がつきやすい素材は避けてコートなどはすべすべした素材がよいです。
女性だと首筋をガードするスカーフなども効果的で男女問わずつばが広い帽子をかぶることで顔や髪につく花粉をすくなくできます。
静電気は花粉を引き寄せるので市販されているつきにくくするスプレーなどもおすすめです。
部屋に入るときは玄関で花粉をはらってから入ると安心です。

花粉症を治療するステロイド注射は副作用もある

花粉症の治療のひとつとしてステロイド注射があります。
また、他にもアレルゲンやヒスタミン注射もあります。
この二つはステロイドと異なり殆ど副作用が起きません。
ステロイド注射はこの二つよりも効果が強いといわれています。
しかし、日本アレルギー学会や日本耳鼻科学会などはステロイド注射は避けたほうが良いとしています。

ステロイドは強い薬なので副作用が出やすく大きいです。
通常はすすめたりしませんが、中にはステロイド注射をすすめている医師もいたりします。
1回でも1ヶ月から3ヶ月は持続したり、特別な注射で強い薬なので保健がきかないなどといってすすめたりします。
実際に病院で処方するときには1回1,000円から10,000円ほどです。
主な成分はケナコルトAやデポ・メドロールなどですが、大変怖い副作用があります。

ステロイド注射の副作用は免疫力低下やホルモン異常、糖尿病に消化管出血、うつ状態に肝機能障害、むくみや皮膚障害、副腎機能不全に肥満、電解質異常や緑内障、内臓疾患に胃潰瘍などです。
副作用は薬の量や内服期間によって異なります。
1回打つと1ヶ月から3ヶ月は効果が続くので、打ってから数日後に副作用が起きても体内からステロイドが出るまでの1ヶ月から3ヶ月は副作用に悩まされます。

すると体内は少しずつ副作用に害されてしまい、後から取り返しができないほどの重病になる危険もあります。
現時点ではステロイドの副作用を止める薬はないので実際に処方してもらうときも十分に注意が必要です。
注射以外にも内服薬や点鼻薬もあります。

内服薬だとステロイドと組み合わせたセレスタミンがあり、中には抗ヒスタミンと間違えて処方する医師もいたりします。
セレスタミンはステロイドが主な成分なので強い薬で持病があったり、アレルギー症状があったりすると病気が悪化することもあります。
副作用として消化不良や体重増加、まれに発熱やめまいなどが起きることもあります。